どうせ春休み暇なので動画を完成させました。
Part1は四国に上陸し、高松に向かうまでで終わりましたが、Part2は四国4県すべてが登場します。
ただ、メインは2日目の愛媛県・高知県、それもJR四国が本気でプロデュースする「ものがたり列車」での旅です。
お世辞とか抜きで、四国の鉄道スゲエ!ってなった一日。少しでも魅力を共有できれば幸いです。
動画について
引き続きGoProを活用して広角・60fpsの動画が撮れるようになっています。ただ、夜間とズームは苦手な子なんで、ややブレが気になりますが、デジカメの動画機能も活用しています。
私の動画編集は手持ちの素材(とくに今回は雰囲気にのまれてあまり写真を撮りまくれなかった)と、仕入れた情報をもとにセリフを考えるところから始まります。独り身の実況で陥りやすい「~ます」が三連続とか、同じ語尾の繰り返しは避けたい。こなれた表現を模索するのも動画を見やすくする一手。
ものがたり列車乗車中のBGMはゆったりしたものを探してきました。ゆ実でジャズを採用するのはめったにない話かも。
旅行について
Part1の伊予西条でも発言していますが、1日目の行程は「連絡バスで伊予西条着」から「しおかぜ17号のグリーン席に新居浜~松山で乗る」までの間について、ぼんやりとしか検討していませんでした。(琴平~阿波池田を、普通列車で旅する機会が限定的なので、絞られてはいる)
まずは琴電へ。社名が語るように、金比羅山への参拝用の路線を出自とする地方私鉄、ドアの機構が丸見えな古い車両です。その金比羅山に登り切れなかったのが残念。撮り鉄を挟むと時間がなさすぎた。
琴平からの列車は単行のディーゼル。
特急の間を縫い、時速80キロ程度で走行していたため、窓を開けたらトロッコ列車もびっくりの強風が吹きこんできました。
そのあとは2700系、7200系、8000系、8600系(G車)、2000系と順に乗車しました。
翌朝はものがたり列車を乗り継ぎ。実践される場合は、10時打ちを推奨します。
「伊予灘ものがたり」大洲編は朝の列車、空の色と同化するほどの静かな海を堪能。
間をつなぐのは予土線の「海洋堂ホビートレイン」。辺鄙な路線環境の割に、観光客で混みあっていたような。
そして「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」開花の抄。2020年7月デビューで、あまり話題に上りませんが、太平洋の眺めがよかった。
自治体ぐるみで企画されている歓迎イベントは、多くの観光列車で行われていますし、"ものがたり"でも、須崎や五郎駅での出迎えは恒例となっているようです。
しかし、四国の列車が違うと感じたのは、そうしたイベントに参加しない住民の方も、車両を見かけるたびに反応をくださるところ。とくに沿線のコンビニからわざわざ店員さんが出てきてくださったのには、驚くとともに、地元の熱が伝わってきました。
その良さは動画内で総括していますが、乗車後と下車前に挨拶に来られるなど、"人"のサービスがかなり濃く、列車というよりは、動く高級カフェにいる気分になりました。他のJRなら、団体ツアー列車か、クルーズトレイン扱いになりそうです。
爆速かつ、設備のすぐれた新型車が積極的に導入される都市間特急と、ゆったりとした観光列車、いずれにも力を入れている会社が、JR四国です。赤字なのが惜しすぎる。いやマジで
ものがたり列車は、観光列車のイメージを変えてくれるはず。乗車の際は、グリーン券と併せてかなり値は張りますが、食事を予約することをおススメします。
なお、物語を味わった代わりとして、松山は2400円のカプセルホテル、高知は3000円の年季の入ったホテルで、財布を保ったのでした。
次の動画は「めぐる九州」の初回を予定しています。当社比で短めの動画になります。