21年春シーズン 18きっぷ3回目の様子です。
4月上旬の木更津駅に、短い新型車両が入線してきました。
この車両はE131系といい、将来的なJR東日本ローカル線区の標準車として開発、初陣は"房総ローカル"とよばれる線区用に12編成を製造。内房線の木更津~安房鴨川・外房線上総一ノ宮~安房鴨川と、鹿島線の佐原~鹿島神宮が、2両編成ワンマン列車に概ね置き換えられました。
房総エリアでは209系が活躍していましたが、千葉近郊では輸送力不足なのに対し、半島南部では過剰気味だったため、系統分離により適正化を図った形です。
2両となると急激に田舎感が出てきますね
LCDは千鳥配置とされ、大型トイレのほか、4組のみボックスシートを設置しています。
なんとかその前向き席を陣取り、外房線に直通する列車から海を眺めます。
定期列車では十数年以上事例がなく、臨時列車では2016年の「SL館山」以来となりました。
個人的には走行音が新鮮でした。
外房線からは太平洋が顔を覗かせます。そして大原駅にて下車。
百選めぐりで覚えのあるいすみ鉄道にお邪魔し、キハ28+52(JR西からの購入品)による急行列車へ。
なお、一般客はキハ52のみで、ヘッドマークのついたこちらはレストランとして営業していました。下りのわかしお号より一足先についたため、なんとか座席を得られました。
春の花の代表格といえば桜。
見ごろを少し過ぎていたため、おおかた葉桜となっていましたが、途中の国吉駅では咲き誇っており、多くの人が写真を撮っていました。
一般車は黄色塗装。5年前、ムーミンとコラボしていた記憶があります。
いいですね~
いすみ鉄道のキハは、保存に情熱のあった鳥塚社長が引退後、やや状態が厳しいようで、土休日に1往復のみに削減されています。
切符は「房総横断乗車券」で、2社を通せて途中下車し放題です。
途中の飯給で降りて、桜より目立つかもしれない、房総を彩る菜の花とともに、国鉄キハを収めます。
キハ200の置き換えにキハ40を導入するくらいにはレトロな鉄道です。これが千葉県にあるのですからすごい話ですね。
ちなみに飯給には、日本一でかいトイレがあります。
里見駅に先回りして後続列車を待ちます。スタフ閉塞なので駅員氏がタブレットを持ち運びます。
整理券を購入して乗車します。
機関車はSLに見えますがディーゼル駆動で、中間客車は半分が窓を取っ払ったトロッコ仕様。
40分程度でしたが、良く揺れるのでアトラクションに近い。
そんなわけで、五井駅に到着です。