むさしさかいの旅行記

炭酸飲料依存症

春爛漫の房総へ

21年春シーズン 18きっぷ3回目の様子です。

4月上旬の木更津駅に、短い新型車両が入線してきました。

f:id:MusakaiE233:20210406214251j:plain

この車両はE131系といい、将来的なJR東日本ローカル線区の標準車として開発、初陣は"房総ローカル"とよばれる線区用に12編成を製造。内房線の木更津~安房鴨川・外房線上総一ノ宮~安房鴨川と、鹿島線の佐原~鹿島神宮が、2両編成ワンマン列車に概ね置き換えられました。

f:id:MusakaiE233:20210406214839j:plain

房総エリアでは209系が活躍していましたが、千葉近郊では輸送力不足なのに対し、半島南部では過剰気味だったため、系統分離により適正化を図った形です。

2両となると急激に田舎感が出てきますね

f:id:MusakaiE233:20210406214755j:plain

LCDは千鳥配置とされ、大型トイレのほか、4組のみボックスシートを設置しています。

f:id:MusakaiE233:20210406215030j:plain

なんとかその前向き席を陣取り、外房線に直通する列車から海を眺めます。

内房線東京湾が目前、対岸は三浦半島

f:id:MusakaiE233:20210406215220j:plain

安房鴨川にて外房線に直通します。

定期列車では十数年以上事例がなく、臨時列車では2016年の「SL館山」以来となりました。

個人的には走行音が新鮮でした。

f:id:MusakaiE233:20210406215416j:plain

外房線からは太平洋が顔を覗かせます。そして大原駅にて下車。

百選めぐりで覚えのあるいすみ鉄道にお邪魔し、キハ28+52(JR西からの購入品)による急行列車へ。

なお、一般客はキハ52のみで、ヘッドマークのついたこちらはレストランとして営業していました。下りのわかしお号より一足先についたため、なんとか座席を得られました。

f:id:MusakaiE233:20210406215715j:plain

春の花の代表格といえば桜。

見ごろを少し過ぎていたため、おおかた葉桜となっていましたが、途中の国吉駅では咲き誇っており、多くの人が写真を撮っていました。

f:id:MusakaiE233:20210406215853j:plain

一般車は黄色塗装。5年前、ムーミンとコラボしていた記憶があります。

f:id:MusakaiE233:20210406220751j:plain

いいですね~

いすみ鉄道のキハは、保存に情熱のあった鳥塚社長が引退後、やや状態が厳しいようで、土休日に1往復のみに削減されています。

f:id:MusakaiE233:20210406220014j:plain

上総中野駅。列がおぞましいことに。小湊鉄道に乗り換え。

切符は「房総横断乗車券」で、2社を通せて途中下車し放題です。

f:id:MusakaiE233:20210406220215j:plain

途中の飯給で降りて、桜より目立つかもしれない、房総を彩る菜の花とともに、国鉄キハを収めます。

キハ200の置き換えにキハ40を導入するくらいにはレトロな鉄道です。これが千葉県にあるのですからすごい話ですね。

ちなみに飯給には、日本一でかいトイレがあります。

f:id:MusakaiE233:20210406220507j:plain

里見駅に先回りして後続列車を待ちます。スタフ閉塞なので駅員氏がタブレットを持ち運びます。

f:id:MusakaiE233:20210406221029j:plain

上総牛久からは「房総里山ロッコ

f:id:MusakaiE233:20210406221134j:plain

整理券を購入して乗車します。

機関車はSLに見えますがディーゼル駆動で、中間客車は半分が窓を取っ払ったトロッコ仕様。

f:id:MusakaiE233:20210406221237j:plain

40分程度でしたが、良く揺れるのでアトラクションに近い。

そんなわけで、五井駅に到着です。