むさしさかいの旅行記

炭酸飲料依存症

新緑の会津をひとり旅

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今年もGWが過ぎ去りました。

鉄道ファンにとっては、185系485系による臨時列車という「火急案件」もあり、外出した方が多いのではないでしょうか。

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中央線ではE257系0番台を充当する「あずさ」「かいじ」が運転されました。

19年3月の改正で定期運用を失った後も、一部編成が東海道向けの改造から外され、毎週のように走行していましたが、今回の春臨ではGWのみの設定。

5000番台化にあわせた塗装変更が進行中で、7月の4連休の時は、武田菱の特徴的な塗装がみられなくなる可能性が大いにあります。

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5月2日・3日は185系「あしかが大藤まつり号」への乗車と、E257系の撮影・乗車にあてました。

ここから本編

 

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大宮駅から郡山までは「やまびこ203号」に乗車します。

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そしてついにやってしまいました。10号車の小さい空間に、3列の革張り座席が並ぶGran Classトクだ値利用で半額)。

アテンダントは乗務していません。電動リクライニングとスリッパ、そして自分以外誰もいないのでたいへん快適な移動でした。

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身の丈に合わない時間は1時間ちょっとで切り上げ、ここからは鈍行だけです。

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会津若松駅にキハ48形「びゅうコースター風っこ」が入線してきました。

例年GWに走る「風っこ只見線新緑号」只見線は新潟と福島を結ぶローカル線で、2011年の豪雨被害からの復旧も近づいています。秋の紅葉、冬の雪が有名ですが、春先は新緑を楽しめるとのこと。

(首都圏近郊でも、景色を味わえる路線は多々あります。18きっぷの日帰りで間に合う範囲としては、飯山線小海線水郡線あたりがお勧めです。)

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只見線は1年前にキハ40が定期運用から撤退しましたが、風っこが時々入線します。

客室に窓ガラスはなく、木製のテーブルとベンチ……JR東日本唯一のトロッコ列車の姿です。ダルマストーブなんてものもあります。

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 只見線に若松側から乗車すると、まずは盆地の中を走ります。

会津坂下駅を発車してからいきなり山間部に突入。

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人家も少なくなり、明るい緑の中を駆け抜けていきます。

春から夏に移り変わる時しかお目にかかれない新緑。それを外気と同化したトロッコ列車から楽しむ時間です。

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会津宮下駅で3分ほど停車しました。

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第三只見川橋梁。同じ緑でも濃淡異なる姿は、紅葉のよう。"青もみじ"なんて季語もありますね。

これをzoomの背景にしたら「どこ?」って聞かれました

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第四只見川橋梁は、運転区間で唯一のトラス橋です。ここが一番撮影者が多かった。

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只見川に寄り添うように会津川口駅へ入線。

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12時すぎに到着です。

左に停車しているキハ120形で引き返し。もともと新潟支社持ちの車両で、色を変えて8両まるまる転属してきました。東の車両にしてはボックス席が多く設けられているのがGood。

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西若松から会津鉄道の観光列車「会津浪漫星号」へ乗車します。

「お座トロ展望列車」という、お座敷・トロッコ・展望3つをあわせた車両で運転されます。

整理券は320円で、JR東のみどりの窓口にて購入が可能です。

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こちらはなんとキハ40からの改造。当列車は、地元のアニメ「ノラと皇女と野良猫ハート」と長期間コラボしているため、ヘッドマークもその仕様。

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車内には大きなお友達が喜びそうなパネルがあり、トンネルの壁面にアニメを放映するなどユニークな取り組みが行われています。

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会津鉄道沿線には塔のへつりや大内宿、芦ノ牧温泉といった観光地が点在します。

もちろんここでも新緑の渓谷美を鑑賞しました。(トロッコの窓が開いてないのは想定外)

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会津田島からは野岩鉄道東武鉄道を乗り継いで栗橋へ、そこからJRで帰宅しました。

季節を感じる一日でした。